2025年7月5日(土)に東京ボランティアセンター会議室Aで開催された、飯田橋トーストマスターズクラブ第445回通常例会は、いつも以上に熱気あふれる会となりました!
「トーストマスターズって何?」と思われた方もご安心ください。ここは、スピーチやコミュニケーション能力を向上させたい人々が集まる場所。初心者からベテランまで、誰もが安心してチャレンジし、成長できる温かいコミュニティなんです。この日の例会も、新たな挑戦と発見に満ちていましたよ!
盛りだくさんのプログラムで飽きさせない!
例会は18時に開会し、約2時間のプログラムがぎゅっと詰まっていました。会長であるIさんのユニークなオープニングスピーチから始まり、ゲスト紹介(Mさん(ゲスト)、Kさん(ゲスト))、役員からの連絡事項と、スムーズに進みます。特に、今回から始まる新年度のスローガン「AI時代を生き抜くコミュニケーション能力を獲得しよう」という言葉には、これからの時代に必要な力を、トーストマスターズで身につけられるというメッセージが込められており、とても印象的でした。
個性あふれるスピーチで新たな発見が!
この日の例会では、2名の会員による「準備スピーチ」が行われました。
- Tさんの「森の案内人〜15年ぶりの教育担当〜」
「飯田橋のフレディマーキュリー」の異名を持つTさん!15年ぶりに教育担当に就任した彼が語ったのは、トーストマスターズの魅力の核となる「インプットとアウトプット、そしてフィードバックのシステム」の重要性でした。
参加者一人ひとりの成長をサポートする教育プログラム「パスウェイズ」について、難解なプログラムの「森」で迷子にならないよう「案内人」として導きたいという熱い想いを語られました。
スピーチ中は、悩んでいる人を表すイラストなど視覚資料も効果的に使われており、聴衆の心に響く素晴らしいプレゼンテーションでした。 (このスピーチは「プレゼンテーション熟達」レベル3、「聴衆と気持ちを通わせる」というプロジェクト目標に沿ったものでした。) - Sさんの「トレーニングはメンタルに役立つ」
Sさんは、ご自身の衝撃的な体験を赤裸々に語り、私たちに大きな気づきを与えてくれました。年末年始の仕事の炎上や失恋が重なり、気分がふさがっていたいという彼。
しかし、そこから彼はトレーニングによってメンタルが回復したというのです!筋トレによるストレスホルモンの抑制やセロトニンの分泌、そして目標達成感が自信に繋がるという、科学的根拠に基づいた説明は、聴衆の心を強く打ちました。
困難を乗り越えた勇気ある自己開示は、多くの共感を呼びました。 (このスピーチは「洞察力に富むコミュニケーション」レベル1、「論評とフィードバック(最初のスピーチ)」というプロジェクト目標の元で行われました。)
即興スピーチで思考力が鍛えられる!「テーブルトピックス」
例会のハイライトの一つが「テーブルトピックス」のコーナー!これは、その場で出されたお題に対して、制限時間内で即興でスピーチをするというもの。今回は、Hさんが「原因不明の肌の痒み」に悩まされているご自身の経験から、「健康第一」というテーマを設定しました。
- Dさんは、毎日ラーメンを食べながらも健康を維持する秘訣として、1日1時間半のウォーキングを挙げました。ジムに行かなくてもできる健康法として、多くの人に響いたのではないでしょうか。
- Iさんは、アメリカ滞在中に体調を崩しながらも順応し、日本に戻ってから再び体調を崩したというユニークな経験を語り、環境への適応力を示唆しました。
- AさんとHさんは、体から感じる不快な刺激(かゆみや暑さなど)から気を紛らわす方法についてアドバイス。レモン味のフリスクや、触り心地の良いスノーボールといった具体的なグッズの紹介、さらには呼吸法といった実践的なアドバイスも飛び出し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
- Mさんは、健康の三大原則(栄養、運動、休養)に加えて「何かに追われていること」を4つ目の原則に挙げ、目標を持つことの重要性を説きました。
- ゲストの**Mさん(ゲスト)**は、継続している健康対策として、毎日早足で1時間歩くことと、添加物を避けるためにホームベーカリーでパンを作っていることを共有。日々の工夫が健康を支えていることが伝わってきました。
このように、即興でありながらも、個性的で学びのあるスピーチが次々と披露され、会場は大いに盛り上がりました。
成長を促す「論評」と「ヘルパー」の存在
トーストマスターズの素晴らしい点は、スピーチだけでなく、その後の「論評(フィードバック)」にもあります。
- IさんによるTさんのスピーチへの論評は、具体的な改善点(パスウェイズ理解のためのヒント、聴衆とのさらなる交流)も挙げつつ、スピーチの良かった点(分かりやすいタイトル、適切なタイミング、視覚資料の効果的な使用、聴衆のパスウェイズ進捗への言及)を丁寧に伝え、さらなる成長を促すものでした。
- YさんによるSさんのスピーチへの論評も、スピーチの構成(診断→回復→分析)や元気の良さ、勇気ある自己開示を称賛し、今後の改善点として「具体的な行動提案」を促す、明るく建設的なフィードバックでした。
また、例会を円滑に進めるための様々な役割(ヘルパー)も、学びの機会を提供します。
- 今夜の言葉 (Word of the Evening):Hさんが「冬夏青青 (とうかせいせい)」という美しい四字熟語を紹介。意味は、いつの季節も変わらず、変わらない節操を持つこと です。
聴衆もこの言葉を意識してスピーチに取り入れることで、語彙力向上に繋がります。 - 文法係:Aさんが、スピーチ中に気になった言葉遣いを指摘し、より明確なコミュニケーションを促します。
- 計時係:Mさんが、各セッションの時間を管理。時間意識を養う重要な役割です。
- 笑いカウンター:Aさんが、例会中の笑いの数をカウント。なんと、この笑いカウンターと記録係の役割に、AI活用を試みているとのこと! 先端技術を取り入れようとする姿勢も、このクラブの魅力ですね。
努力が報われる「表彰」の瞬間!
例会の最後には、その日のベストスピーカー、ベスト論評者、ベストテーブルトピックススピーカーが表彰されます。この日、ベストテーブルトピックススピーカーに選ばれたのはAさん、ベスト論評者はYさん、そしてベストスピーカーはSさんでした。ゲストにも写真撮影に参加してもらうなど、皆で喜びを分かち合う温かい雰囲気でした。
ゲストも大満足!温かい学びの場
参加したゲストの**Kさん(ゲスト)**は「いろんな方のスピーチを聞いて、話し方もそうですが、話のネタの幅が広がった」と感想を述べました。
また、**Mさん(ゲスト)**は「人によって色々な話し方があることを知り、自分も自分のスタイルを確立したいと思った」と語り、トーストマスターズの多様性と学びの深さを感じていただけたようです。
会長のIさんは「くるくると役割が変わる中、スムーズに進行できた」ことに感謝し、この1年間も「AI時代を乗り切るコミュニケーション能力」をみんなで育んでいきたいと力強く語りました。
この例会は、ただスピーチを聞くだけでなく、自分の内面を見つめたり、健康について考えたり、即興で話す練習をしたりと、多くの気づきと学びが詰まった時間でした。ゲストも安心して参加できるアットホームな雰囲気の中で、誰もが「なりたい自分」への一歩を踏み出せる場所、それが飯田橋トーストマスターズクラブです。
あなたもぜひ一度、この刺激的で温かい学びの場を体験してみませんか?見学はいつでも大歓迎です!
