飯田橋トーストマスターズクラブ第446回通常例会は、2025年7月19日(土)東京ボランティアセンター会議室Aで開催され、新しい年度の活動が始まりました 。
今期のスローガンは「AI時代を生き抜くコミュニケーション能力を獲得しよう」と発表されました 。
このスローガンには、AIが便利なツールである一方で、それを使いこなし、最終的に行動するのは人間であるというメッセージが込められています 。
例会概要とAI活用の展望
AIの活用については、8月末の例会でAIを活用したトライアルを行う予定があり、AIに様々な役割を担わせることで、会員がスピーチに集中できる環境を目指しています。
AIはあくまで効率化のためのツールであり、スピーチなどの人間が本来集中すべき役割に集中するためのものであるという説明がありました。
また、AI時代においても、世の中の変化に負けない「人間力」を養い、AIの活用を通じて個人のスキルアップを目指すことが強調されました。
新たな仲間の加入!新会員の入会式
本例会では、新会員としてM. K.さんが正式に入会しました。
M. K.さんは、人前で話すことが苦手で、それを克服したいという強い意思を持って入会したことが語られました。
入会式では、M. K.さんが新メンバーの誓いを読み上げ、その後、クラブメンバー全員が新メンバーへの約束を交わしました
M. K.さんのメンターにはH. J.さんが指名され、トーストマスターズの専門用語や活動についてサポートする役割として紹介されました。
個性あふれるスピーチセッション
2名の会員による準備スピーチが行われました。
- H. N.さんの「教えて、AI」
プロジェクト目標: 「影響力ある説得」レベル3の「ストーリーテリングを理解する」プロジェクトに沿ってスピーチを行いました。目的は、会員がスピーチにストーリーを取り入れ、それを伝える練習をすることです。
自身がAIを駆使してプライベートな相談をした体験が語られました。AIの分析を元に自身の行動を変えた経験について語ってくれました。
論評者であるC. M.さんは、ストーリーの伝わりやすさや、聴衆を幸せな気分にさせたH. N.さんの笑顔を高く評価しました。改善点としては、登場人物との会話の掛け合いを声色を変えて表現することや、コンテストスピーチとしては「幸せすぎる」ため、最初に「落ち込む」展開を加えることで、よりドラマチックになると提案しました。 - D. A.さんの「毎週ラーメン健康生活」
プロジェクト目標: 「プロジェクトなし」のスピーチでした。
健康診断での数値の悪化や胆嚢結石の経験から、自身の食生活を見直し、「毎週ラーメン健康生活」を実践していることが語られました。平日は摂生し、週末に好きなラーメンを食べるという独自の健康管理方法が紹介され、体重減少や中性脂肪の改善といった成果が示されました。
論評者であるM. K.さんは、D.A.さんのラーメンに対する情熱や、シリアスな体験談がドラマチックに伝わったことを称賛しました。改善点としては、スピーチの雰囲気を「語り口調」から「しっかり止めていく」形に変えること、自身の命に関わる経験をもっとドラマチックに語ること、そして「習慣化」というメッセージ性を強めることを提案しました。
ミニコーナー「隠れたキーワードを探し出せ」
TMOEのS. T.さんが企画したミニコーナーでは、スピーカーが即興スピーチの中に3つのキーワードを隠し、聴衆がそれを当てるゲームが行われました。
T. Y.さんのスピーチ
カフェの経営者としてお客さんとの会話の重要性を語り、スピリチュアルな話から「宇宙人」や「UFO」に発展する話で盛り上がりました。キーワードは「コーヒー」「おばあちゃん」「UFO」でした。
Y. M.さんのスピーチ
日本語学校での学生との交流をテーマに、アニメ好きな学生の様子や、不良系の格好をする学生の話を盛り込みました。キーワードは「アニメ」「パンチパーマ」「牛乳」でした。
M. K.さんのスピーチ
ラーメンデートを嫌がる女性の視点から、男性に「デートでB級グルメは避けるべき」「デザートのあるお店で『好きなもの2つ頼んでいいよ』と言うべき」と訴えました。キーワードは「ラーメン」「初恋」「タンバリン」でした。
このゲームは通常の即興スピーチよりも難易度が高いとされ、スピーカーの技量が試されました。
T. Y.さんが最も多くのポイントを獲得し優勝しました。
即興力が試されるテーブルトピックス
T. Y.さんがテーブルトピックスマスターを務め、即興スピーチのフレームワークとしてP.R.E.P.法(Point, Reason, Example, Point)と「理由は3つ」の2つが紹介されました。
- J. M.さんの「この夏やりたいことは何ですか?」
F.R.E.P.法を使って、愛犬と旅行に行きたい理由と、それがどれほど嬉しいかを語りました。 - M. K.さんの「夏と冬はどちらの方が好きですか?」
「理由は3つ」のフレームワークで、湿気が苦手なこと、冬は着込めば暖かいこと、そして夏のスポーツが苦手なことを挙げ、冬が好きだと述べました。 - H. S.さんの「最近見た映画とかドラマで印象深かったことは?」
「理由は3つ」のフレームワークを使い、ドラマ「奥様は、取り扱い注意」を例に、ストーリーの面白さ、非現実的な設定、そして一挙放送だった点を挙げました - A. H.さんの「あなたの推しは何ですか?」
F.R.E.P.法を用いて、映画「ザ・コンサルタント」を推しとして紹介し、フィクションに近いリアル感や、裏社会で悪人を倒していくアクションシーンの格好良さを語りました。
これらのスピーチは、即興でありながらもフレームワークを効果的に活用することで、話を構成する良い例となりました。
ヘルパー報告と表彰
各ヘルパー(今夜の言葉、えーとカウンター、文法係、計時係、笑いカウンター、記録係)がそれぞれの役割について報告しました。
- 今夜の言葉: 「千両役者」(人気者、際立った活躍をする魅力的な人)でした。
- 記録係: AIによる文字起こしが導入されたため、以前よりもやることが少なくなったと報告し、AIの認識を助けるため、スピーチの冒頭で名前を名乗るよう協力を呼びかけました。
例会の最後には、各部門の表彰が行われました。
- ベストテーブルトピックス賞: J. M.さん
- ベスト論評賞: S. M.さん
- ベストスピーカー賞: H. S.さん
ゲストおよび会長からのメッセージ
ゲストのS. K.さんは、例会が楽しく学びが多く、特にミニコーナーの企画が楽しかったと感想を述べました。また、スパルタンレースから直行したS. Y.さんは、例会自体は参加できなかったものの懇親会を楽しみたいと述べました。
I. Y.会長は、今後も「AI時代を生き抜くコミュニケーション能力」を育んでいくことを強調し、例会を締めくくりました。
