去る九月五日、飯田橋トーストマスターズクラブ第186回例会が開催されました。
その模様を今回総合論評の役割であったS川が報告いたします。
この日の司会はI田さん、ユーモアあふれる司会で例会を盛り上げてくれました。例会が始まり、まずは例会のサポートメンバーの紹介と役割説明からをおこいますが、その際も急に苦手なものは何ですかという質問を投げかけ、メンバーを困らせつつも笑いを巻き起こしていました。
会場が温まった所で準備スピーチの部に入ります。
一人目のスピーカーはY口さん
タイトルは「心を込めて」。
今回二回目のスピーチとなるY口さん。食事をしたときにしっかりとごちそうさまというようにした体験を通して、日頃忘れがちになる人へ感謝の大切さが伝わる、ぬくもりのあるスピーチでした。
二人目のスピーカーはK林さん
タイトルは「天職」。
キャリアは偶然で決まる部分が多いが、その偶然にしっかり備えておくことの大事さを伝えました。困難な仕事を経て紆余曲折の上、人事という仕事に就いたK林さん。そのK林さんの真剣な語り口に、自分の仕事について考えさせられました。
三人目のスピーカーはS井さん
タイトルは同じく「天職」。S井さんはK林さんのメンターでありそのため意図的に同じタイトルにしてチャレンジしたそうです。
トーストマスターズも仕事もベテランである、S井さん。
今までの自分のキャリアをドラマチックに語り、天職とは何かをK林さんとはまた別の切り口で切り込んで言いました。
四人目のスピーカーはK塚さん
タイトルは「補陀落渡海(ふだらくとかい)」。まずタイトルから何が始まるのだろうと聴衆を引き付けました。
平安時代から江戸時代にかけて実際に行われていたという、補陀落渡海という修行の話を語りました。リアリティあふれる描写、主人公であるお坊さんの心の葛藤、そして衝撃の結末と、最初から最後までおどろおどろしく伝えました。
聞き終えた後には、複雑な感情が深い味わいとなって心の中に残る、そんなスピーチだったかと思います。
五人目のスピーカーはS村さん
タイトルは「パーティー運営の3ポイント~2015年版~」。
いつも例会、そして懇親会と盛り上げてくれる志村さん。そんな志村さんがパーティーを成功させる秘密を語ってくれました。成功の秘訣として挙げられた秘訣に納得するとともに、S村さんの恐るべき緻密さに、みな感嘆していました。
こうして、五人のスピーチが終わり、次は即興スピーチのコーナーに移ります。今日の担当はK上さん。K上さんが本日行われた五つのスピーチに沿った質問をつくり、ランダムで当てられたメンバーがそれに答えました。
そして、最後のパート、論評の部に入ります。
五人のスピーチに対して、また五人の論評者がスピーチの良いところ、もっとこうしたらよくなるという部分を語りました。指摘はスピーチの足りなかった部分、表現で工夫できる個所等多岐にわたり、スピーカーでなくても為になる論評だったかと思います。
また、最後に私が全体を通して論評を行いました。
各論評者への論評をまとめ、最期に今回司会のI田さんがしっかりと時間をコントロールされ進行が素晴らしかったことを伝え、このパートを終えました。
一通り終わった後は表彰式を行い、今回各パートでベストなスピーチをされた方を
称えました。今回受賞されたのは以下の方たちでした。
・ベスト即興スピーチ賞はT内さん
・ベスト論評賞はS村さん
・ベストスピーチ賞はS井さん
皆で、素晴らしいスピーチを行った三人をたたえました。
■スピーカーと各賞受賞者の皆様
そのようにして、成功のうちに第186回例会は幕をしめました。
一通り会が終了した後は、有志で近くのお店で懇親会を行いました。
今回は特別にM苫さんが企画をし、前回の論評コンテストのお疲れ様会ということで、
懇親会ならではの特別なテーブルトピック、コンテストを行ったH間さんをはじめとしたコンテスト実行委員3人の表彰等、楽しく素敵な時間を過ごしました。
以上、今回の例会のレポートとなります。
このように、私たちは例会を通してスピーチ能力、リーダーシップ力を高めるべく
楽しく活動しています。
興味を持たれましたら、ぜひ一度見学にいらしてください。
飯田橋トーストマスターズクラブのメンバーみんなでお待ちしています。