2025年11月15日(土)に、飯田橋トーストマスターズクラブ第455回通常例会が、東京ボランティアセンター会議室Aにて開催されました。今回のテーマは「AI時代を生き抜くコミュニケーション能力を獲得しよう」でした。
熱意あふれる準備スピーチから、新たな仲間の入会、そして外部からのコンテストスピーチに至るまで、大変充実した例会の模様をお届けします。
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★飯田橋TMCに新たな仲間が加わりました!
例会では、S. S.さんの入会式が行われました。S. S.さんは、話し方を今後伸ばしたいという思いから、ChatGPTで検索して当クラブを見つけ、急遽参加されたとのことです。クラブの盛り上がりに感銘を受け、入会を決められました。
S. S.さんは「クラブの皆さんのやる気は、飯田橋トーストマスターズクラブの中で非常にプラスになる」と評価され、全会一致で入会が決定しました。メンターにはD. A.さんが任命され、今後の活動をサポートしていくことになります。
★準備スピーチ:多様なトピックと深い学び
今夜のトーストマスター(TMOE)は、T. Y.さんが務めました。T. Y.さんは、他クラブ(神楽坂TMC)への見学体験を共有し、他のクラブのスピーチを聞くことが非常に刺激的で新鮮であると語りました。
今回の例会では、ゲストのK. Y.さんのコンテストスピーチを含め、計4本の準備スピーチが行われました。
1. クラブの未来を「開拓」する提言 (D. A.さん)
トップバッターはD. A.さんで、Pathways「革新的な企画立案」L1(基本を習得する)のプロジェクト「リサーチとプレゼンテーション」に取り組みました。
スピーチタイトルは「名詮自性」。D. A.さんは「名は体を表す」というテーマのもと、会場移転に伴うクラブ名変更の必要性を熱く訴えました。
ゲストがウェブサイト検索でクラブを探す際、地名が入っている方が集客につながるというリサーチデータ(クラブサイト遷移数ランキング)を示し、九段下トーストマスターズクラブなど、新しい名称案を提案しました。
2. 人生の羅針盤となった手紙 (H. S.さん)
2番目のスピーカーは、H. N.さんで、Pathways「影響力ある説得」L3(知識を増やす)のプロジェクト「ストーリーテリングを理解する」を披露しました。
タイトルは「押入れの中の聖域」。スピーチは、中学3年生の頃に出会った先生との「魂の手紙」を通じた静かな対話を描いたもので、その手紙が人生の苦難の時(孤立、休学、母の死、適応障害など)における「命綱であり、羅針盤」となった感動的なストーリーでした。H. S.さんのこのスピーチは、ベストスピーカー賞を受賞しました。
3. Pathwaysマニュアルの徹底解説 (S. Y.さん)
3番目のスピーカーは、S. Y.さんで、Pathways「洞察力に富むコミュニケーション」L5(専門知識を示す)のプロジェクト「パネルディスカッションの司会」に取り組みました。
スピーチは「Pathwaysのマニュアルについて」と題され、トーストマスターズの教育プログラム「Pathways」が最近変更された点について詳細に解説しました。
特に、レベル達成のためにスピーチだけでなく、特定の役割(論評、計時係、えーとカウンターなど)をこなすことが必須になった点を強調しました。
4. 夢はあなたの「道しるべ」 (K. Y.さん)
ゲストスピーカーとして、神楽坂トーストマスターズクラブからK. Y.さんが参加され、翌日に控えた新人戦コンテストスピーチ「道しるべ」を披露しました。
K. Y.さんは、人生における重大な選択(就職、海外駐在辞退、販売店での手伝い)において、「人に感謝される画期的な製品を開発する」という自身の夢が、常に正しい判断を下すための「道しるべ」となってきた経緯を語りました。
このスピーチは、「夢を持つだけで、後悔のない人生の選択ができる」という力強いメッセージで締めくくられました。
★論評と表彰
論評セッションでは、各スピーカーに対して的確なフィードバックが与えられました。
• D. A.さんへの論評はC. M.さんが担当し、リサーチの具体性や飯田橋愛を高く評価しました。
• H. N.さんへの論評は、今回が初めての論評となるM. K.さんが担当し、話の内容に合わせた落ち着いた語り口や、人生の指標となる出会いを描いた感動的なストーリーテリングを称賛しました。
• S. Y.さんへの論評はY. M.さんが担当し、複雑なPathwaysのジャングルを「勇気を持って真っ先立って開拓してくれた」と評価しました。
また、論評中に他のメンバーの意見を引き出した点も、パネルディスカッションの司会スキルとして優れていたと指摘しました。
全ての論評を終え、ベスト論評賞は、S. Y.さんへの的確な論評を行ったY. M.さんが受賞しました。
★役割担当者と今夜の言葉
各ヘルパーからも報告がありました。今夜の言葉はM. K.さんより「開拓」が紹介されました。これは、北海道が「開拓の地」であることにちなみ、手がつけられていない分野や場所に新しい道、可能性を切り開くことを意味します。
「えーとカウンター」は、K. M.さんが担当し、スピーチ中の「えーと」「あのー」といった言葉の数をカウントしました。
例会終盤では、クラブの将来に関わる重要な連絡事項も共有されました。
• クラブ名変更の検討
D. A.さんのスピーチ内容とも関連し、会場が九段下に移転することに伴い、クラブ名も本格的に変更を検討していることが確認されました。
• クリスマス会&スピーチワークショップ
12月20日(金)に、スピーチで人生を書き換えるコンテストで勝つワークショップが開催され、その後は超豪華コースの貸し切り会場でクリスマスパーティーが開催される予定です。ワークショップは17:30から、クリスマスパーティーは20:15から開始されます。
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今回の例会は、新旧のメンバーが一体となり、コミュニケーションスキル向上に熱意を持って取り組む様子が鮮明に伝わる、充実した夜となりました。
トーストマスターズでは、このように実際の例会を通じて、プレゼンテーションスキル、リーダーシップ、そして論評能力を段階的に向上させることができます。
もしあなたが、AI時代を生き抜くための実践的なコミュニケーション能力を求めているなら、ぜひ一度、飯田橋トーストマスターズクラブの例会にご参加ください。
新しい知識と刺激に満ちた体験が、あなたの可能性を「開拓」するきっかけとなるでしょう。
次回例会またはイベントへのご参加をお待ちしております!
飯田橋トーストマスターズクラブ (Iidabashi Toastmasters Club)
