第304回(3/21)通常例会

飯田橋トーストマスターズクラブは、
スピーチ、プレゼンのスキル向上を目的としています。
スピーチが上手な人ばっかりで不安…
人前で緊張して上手く話せない…
見学に行ってみたいけど、大丈夫かな?
ご安心ください!
恐らく、会員のほとんどが同じ理由で入会しています。
誰だって、最初は初心者です。

今、このブログを書いている私もそう。
会社内でのスピーチで一言も話せず、
ある会議では社員から「説明が下手すぎ、話が長い」と言われて、
あまりの悔しさから入会して気づけば1年半。
今ではすっかり例会に行くのが楽しみになりました。

そんな例会の様子をブログでお伝えいたします♪
例会ではスピーチをする人と、
スピーチしない人は、何らかの役割がアサインされることが殆ど。

トーストマスターズクラブでは講師がいないので、
会員それぞれが、例会を支える役目があります。

TMOE(司会)を努めたのは、M川さん。
初めての大役にも関わらず、
堂々とした余裕を感じる司会ぶり。
(準備も万全過ぎて、あるグッズが出てきてた時、私は爆笑が止まらず…)

今夜の言葉はU田さん。
「今日はどんな言葉かな?」といつもドキドキする瞬間です。
今日の言葉は「えもいわれぬ
語彙力をあげるために、
スピーチや、役割の説明の挨拶などで、
「今夜の言葉」を混ぜてスピーチを引き立たせていきます。
U田さんは言葉を発表する前に、
自らの挨拶の中にサラッと含めてニクイ演出をしてくれました。
(私も今度、この手法を真似よう…!)

計時係はEさん。
笑いカウンターはN村さん。

入会から約半年のお二人も、
積極的に例会やコンテストに参加し、
役割もどんどんアサインされ、
飯田橋を支えるメンバーとして活躍してくれています。

えーとカウンターD井さん。
文法係Yっさん。
集計係はK塚さん。

トースト歴が長いベテランのお三方は、
それぞれの役割の難しさ、醍醐味をサラリと説明されていました。

TMOEのM川さんは、
各役割の後に「積極的に今夜の言葉を使いましょう」とか、
「投票対象外のスピーチです」など補足説明を入れてくれました。

こうした細部の気配り、配慮を
随所に感じる司会っぷりです。

さて、お楽しみの準備スピーチいきます!
■M島さん「ド文系野郎が読み解く」
なぜかスピーチをすると、
いつもトップバッターというM島さん。
M島さんはスライドを使ってのスピーチだったのですが、
表紙のスライドが出ただけで、会場を爆笑の渦に沸かせました。
淡々と細胞の説明をしながらも、周囲を笑わせるM島さんでした。
我々人類は5億年後、
どんな進化を遂げているのか?
5億年たっても飯田橋TMCは続いて欲しい!

■T地さん「人生は夢だらけ」
学生生活、就職、結婚、子育て。
T地さんの人生の様々なエピソードが聞けました。
ご自身のことだけでなく、奥様のお話も。
「え~?T地さん、学生時代そんなだったの~?!」
意外な経歴がご紹介され、
驚いた皆さんも多いのではないでしょうか。
(学生時代のTさんにちょっと会ってみたかった)

■S村さん
トーストといえばS村さん。
S村さんといえばトースト。
東京、神奈川にS村あり!
「いるいる、こんな人!」
「これ、うちの会社のことじゃない?」
と、錯覚した人も多いのでは? と思うくらい、
サラリーマンのドラマのワンシーンを彷彿させるような、
コミカルなスピーチをされたS村さん。
エンターテイメント性に溢れた、
非常にユニークなスピーチでした。

■Y井さん
翌日、コンテストを控えたY井さん。
トースト大ベテランのY井さんがメンターを務めた
入会して間もないメンティーのお話をしてくれました。
スピーチとは何か。
今までの自分を変えたい、という想い。
このクラブに入る迄に、一歩踏み出す勇気。
Y井さんのエピソードに出てきた方が
このスピーチを是非リアルに聞いて欲しかった。
もしご縁があれば、このブログや明日のコンテストを通じて、
Y井さんの心をこんなに動かしたこと、
是非、その気持ちが届いて欲しい…。
そんな、胸をグッと打たれるスピーチでした。

■S藤さん
こちらも翌日のコンテストを控えたS藤さん。
同じスピーチを聞くのは2回目ですが、
前回よりもパワーアップされていました。
若い新入社員だから許され…る?
(私ならお説教してると思いますが笑)
やらかしてしまったお話も
こうしてスピーチのコンテンツにできること、
そしてそんな部下を優しく見守る上司Oさん。
我らがS藤会長のキャラが出るスピーチでした。

★テーブルトピックス★
続いてお楽しみの即興コーナー。
スポーツやオリンピックに並々ならぬ熱意があるK下さんです。
いきなり当てられて、即興で話すこのコーナー。
カラダを動かすことが大好きなK下さんらしい、
オリンピックにちなんだトピックスになりました。

1.ボランティアに参加する理由
他クラブからのゲスト参加のK村さんがご指名。
さすが、テーブルトピックスを強化したクラブ出身ということで
堂々とお答えされていました。

2.五感を1つ取り戻すなら?
久しぶりのT木さん。
パラリンピックの経緯を説明されながらのスピーチで、
聴衆も大変、興味を引く内容でした。

3.燃え続けているものは?
C道さん。
「自分を好きでい続けること」、
そしてさりげなく「単細胞生物」の話を含んだスピーチでした。
準備スピーチのネタをサラッといれちゃうのは、
さすがベテランC道さん。

♡論評
トーストマスターズクラブは講師がおりません。
クラブ内のメンバーからの厳しくも優しい、
愛のあるフィードバックをしていきます。

■I藤さんからM島さんへ
クラブ内の女性ではベテランのI藤さん。
飯田橋TMCの男性メンバー内で独特の笑いを誘うM島さん。
M島さんの良さは「気の抜けた笑い」
その表現に「座布団一枚、うまい!」と膝を打ちそうになりました。

■HさんからT地さんへ
「夢はありますか?」と聞かれて言えない人が多いこと、
Hさんが仰ってて、私もそのうちの1人だし、
凄く共感ポイントでした。
また、「先に結論言うと、印象が強くなる」というアドバイスも。
結論をどのタイミングで伝えるかによって、
聴衆の惹きつけ、理解が変わりますね。

■K田さんからS村さんへ
のっけから会場内を爆笑させたK田さん。
「絶対にいらないシステム」(注1
「白々しい謝罪」(注2
テキストにすると、読者の皆さんには伝わりづらいかもしれませんが、
K田さんが言葉を発した瞬間、会場中が大笑いでした。
 注1 技術と開発費用が恐ろしくかかる、空想上の機械。
注2 S村さんのスピーチに出てきたYさんとWさんは実在しない人物とのこと。

■M村さんからY井さんへ
M村さんからY井さんへのスピーチはもう言うことなし。
じゃあ改善点は…?
翌日のコンテストはコロナの影響もあり、
オンラインでの開催。
例年とは大きく異なる対応で、
コンテストに挑むコンテストもいつもと違うため、
不安を取り除けるような、
暖かいエールをを送られていました。

■SさんからS藤さんへ
こちらもコンテストに参加予定のS藤さん。
スピーチはコンテンツ毎に大体5~7分以内に収めることになっています。
身近過ぎても長すぎても、投票の対象外になります。
S藤さんは時間内に収まったスピーチでしたが、
タイムオーバーまで45秒あることを気づいたSさん。
この45秒の時間でよりスピーチの制度を上げるための
コツをお伝えされていました。
時間内に収まったからOKという表面的な部分ではなく、
スピーチの本質を突いた論評でした。

■今夜の受賞者は…?
ベストテーブルトピックス賞はT木さん。
ベスト論評賞はK田さん。
ベストスピーカー賞はY井さんでした。

皆さん、おめでとうございます!

○最後に…
クラブには色んな方がいて、
参加する会員のスピーチを聞くことも
非常に勉強になります。

自分が知らなかったこと。
異業種の仕事のお話。
笑いが止まらない話。
社会情勢を考えさせられる話…。

仕事も、年齢も、国籍も、様々です。

私はメンバーのスピーチがキッカケで、
マイナーな映画の存在を知ったり(これが意外に面白い!)、
気になる本や漫画を知って買ったり、
良いお店情報を教えてもらったり。

発見、気づきが多く、楽しいクラブです。
是非、お気軽にご見学にきてくださいね。