「論評。そう、それはスピーカーの心を切り裂く言葉の暴力・・。」
司会Z味の言葉で第16回例会は始まった。
時は西暦2009年2月21日。場所は東京ボランティアセンター。
しかしながら今回は例会は普段とだいぶ異なっていた。
「論評例会」の名の通り「論評」に焦点をあてた例会だったのだ。
飯田橋トーストマスターズクラブ(飯田橋TMC)
は設立間もない若いクラブでありその会員の多くは新米である。
そこで今回は「神楽坂の言葉の殺し屋」の異名を持つJ見さんを
論評ワークショップの教官に招き飯田橋の新米達に「論評」のなんたるかを
叩き込んでもらうことになったのだ。
教官の指導はきわめて実”戦”的だった。
具体的な論評テクニックの説明だけでなく、
会員達がペアを組み、一つの教材に対して互いに論評しあうのだ。
新米が多い飯田橋TMCの中にも、
O江会長、S井さんのような幾多の実戦をくぐり抜けてきた古強者達がいる。
しかしその歴戦の勇者達ですら、
目の前の教材を論評することに対しては苦戦を強いられていた。
教官の論評指導は厳しくも充実した内容であったが、
それだけに、ただでさえ短い予定時間内に終えることは、きわめて困難であった。
しかし教官は
「俺がこの世でただ一つ我慢できんのは……例会の進行が遅れることだ!」と言い
見事、予定時間内に納めてみせた。さすがはプロである。
このようにして前半の論評ワークショップは幕を閉じた。
しかしまだ安心することはできなかった。
後半の部では、その成果を発揮して論評をしなければならず、
半端な論評をしようものなら、教官にどんな目に遭わされるかわからない。
(ここまで論評ワークショップについてストーリー仕立てでお伝えしました)
後半のスピーチの部では
Y沢さん「神聖な食べ物」
N房さん「お笑い!?○会対策」
Y沢さんは始めに手にした袋から白い物体を取り出し聴衆の興味を引きつけ、
そこからある食べ物…すなわち「お餅」に関する興味深いエピソードのスピーチを行っておりました。
N房さんは、かって自分が仕事で経験した「○会と育毛剤と目薬」にまつわる話
をユーモアを交えてスピーチを行っておりました。
スピーチ中その面白さに聴衆からは何度も笑い声があがっておりました。
論評の部では1つのスピーチについて2つの論評を行うという変則的なものになりました。
T田さん、M本さん、K塚さん、K下さんが
前半の論評ワークショップの成果を活かし的確に論評を行っておりました。
今夜のゲスト(見学)はBルさん、K田さん、I藤さん、Tンさん、
そして神楽坂TMCからI上さん、Mさん、T橋さん、Y川さん
横浜TMCからはF久さん
と9人もの方に来ていただけました。
このようにゲストの方も多いフレンドリーな例会ですので、お気軽にご見学ください。