第106回飯田橋トーストマスターズクラブ(TMC)

2012/9/1に行われました、第106回飯田橋TMC例会。
総合論評担当TKDが、報告をさせて頂きます。

本日は、スピーチも人生も面白すぎる、スポールブール日本代表T田さんが総合司会です。そして今日のテーマは未来例会。それぞれのスピーカーが自分にとっての未来、につい語っていきます。

教育の部は、テーブルトピックからです。今日のテーブルトピックマスターはM澤さん。まだまだ暑い日が続きますが、去りゆく夏を惜しみつつ、この夏についてのお題を提出していきます。答えやすいテーマで、各スピーカーから、夏のエピソードを引き出していました。

そして、本日の準備スピーチは、なんと上級スピーチ3連発!

トップバッターは会長T内さん。楽しませるスピーチ「若さの秘訣 – Part1-」。
普通のスピーチでもデフォルトで楽しいT内さん。スピーチテーマに違わず、聴衆を笑いの渦に巻き込むスピーチです。若さの秘訣を例を、自らもネタにちつつ、紹介していました。楽しかったことももちろんですが、切り口の鋭さ、観察力があって楽しいスピーチができるということを再認識させる力のあるスピーチです。

次はベテランT辺さんで、知らせるためのスピーチ「コミックマーケットのように発展しよう」。
しょっぱなから、映像のマテリアルで、分かりやすい!
また、コミケと、トーストマスターズクラブを比較し、参加者にも分かりやすい切り口でコミケを解説する。実際の作品を聴衆に配り、まさに体験して理解して貰う。
これら知らせるための工夫がちりばめられたスピーチでした。

最後はこれまた大ベテラン。飯田橋のお母さんことS井さんの「森は海を海は森を恋ながら悠久よりの愛紡ぎゆく」。上級マニュアル「語を語る」#5です。
スピーチタイトルでもある、歌と、森と海との深い関係。被災地での牡蠣養殖の復興を、大きなスケールで結び付ける素晴らしいスピーチでした。S井さんの出会いや経験そのものが大きな物語と言ってもよいのですが、その中で語られるタイトル歌が、スピーチ全体に格調の高さを与えていました。

これらのスピーチが終わり、後半、論評の部。

ベテラン勢の上級スピーチに対して、H間さん、Y井さん、S木さんから、よかった点のフィードバックと、的確なアドバイスがなされていました。
飯田橋でも増えてきた上級スピーチについて、ますます充実した論評が行えるよう、上級マニュアル内容の更なる情報共有を進めることを、未来のための提案としつつ、教育の部は終了です。

今日の例会は、まさにテーマの「未来」を感じさせる例会になりました。
過去があるから未来がある。上級スピーチが増えたのは、飯田橋の過去の積み重ねがあるからですが、飯田橋TMCの未来への挑戦も暗示しており、興味深かったです。