飯田橋トーストマスターズクラブ第212回例会(8/20)

天気の変化が激しい昨今。雷雨激しい暗い1日かと思いきや、肌をコンガリと焼いてしまうくらいの紫外線ある晴天へと様変わり。まるで体操男子団体や女子ダブルスバトミントンのように、最後の最後で逆転金メダルを勝ち取るような、そんな嬉しい変化を見せようとオリンピックネタを入れたM苫会長の挨拶で飯田橋トーストマスターズクラブ第212回特別例会が幕を切りました。

メダルラッシュのリオ五輪日本選手ですが、獲得できたメダルは多くが団体戦であり「誰かのためなら限界を超えられる、クラブのため皆と一緒に自分の限界を超えて行こう!」まさに今期のクラブスローガン「次なる一歩を踏み出す。そのスタート地点。」を示唆した熱いメッセージは、開会式の選手宣誓のようでした。

今夜の司会を務めるTMOEは、以前の例会で「クラブを続ける秘訣・良いクラブを作るにはどうすべきか」というテーマでメンバーの分析を行ったアナリストS川さん。ベテランの落ち着いた気遣い溢れる司会でヘルパーの紹介を進めていきます。今夜の言葉は「玉虫色」。見る角度で色んな色に見えることから、曖昧などっちつかずという意味であり、数種類の事例を紹介しこうやって使うんだと説明してくれたのは短パンがトレードマークのK田さん。まさに今日の天気にピッタリでした。

今回の準備スピーチは2本。

1.N呂さん CC2「べからず集」

英語の勉強をしている人達へ向け、回り道をしてしまった自身の経験談から、してはいけない3つのべからずを見事な構成力でスピーチされました。笑いが沢山散りばめられたとっても楽しいスピーチで、会場を沸かしてくれました。

2.I川さん CC7 「あきらめるな、婚活!!」

今までのスピーチは演劇を見ているかのようなストーリーテラーI川さん。今回は自身の婚活の経験談を惜しみなく披露して下さいました。数々の出会いを経験し、最後に巡り合った女性はオーラが違い初対面から何かを感じ取っていらしたようです。ネバーギブアップという力強いメッセージは、独身適齢期のメンバーの心に刺さったと思います。

通常であればテーブルトピックスが始まる時間ですが、次回のインハウスコンテストに向け拡大版が控えていることから、すぐに始まった論評の部。

原稿を作る余裕のない中、2人のスピーチに対して論評をして下さったのはW田さんI藤さん

お二人ともスピーチの核心をつき、素晴らしかった点と改善したらもっと良くなる点をお話頂きました。論評は聴く力と話す力が必要になりますが、さすがは飯田橋メンバー、レベルの高い的を射た論評でした。素晴らしい論評ではありましたが、W田さんが時間オーバーとなってしまい投票に至らなかったのは残念です。

その他、各種ヘルパーの方々は、自身の役割以上の視座でメンバーに良いアイデアを提供して下さいました。出場する選手の陰に数々のサポーターがいるかのごとく、例会は多くの人の力で成り立っているんだと実感できます。

本日の金メダル、ベストスピーチ賞はI川さんでした。おめでとうございます!!! 

そして、変則的なスケジュールですが、最後に1時間のテーブルトピックス(TT)ワークショップ。WSを務めるのは我らが会長M苫さん

次回の例会9/3(土)が飯田橋のインハウスコンテストなので、その前の特訓として会長自らがTIPSを披露して下さいました。

TTなのに、自己紹介から始まります。時間が経っても自分を思い出してもらうには、連想できる内容を織り込むために、1.シンプル、2.繰り返す、3.キャッチフレーズ を使ってみよう!と自身の営業経験からお話されました。次にTTのTIPSとして、1.PREP、2.オプション併記、3.ストーリーテリングも披露され、自身もコンテスタントとして優勝を狙っているにも関わらず、惜しみない知識の提供は、クラブのスキル底上げを狙っての会長らしいGIVEの精神だと思いました。

こうして、それぞれの選手が自身の力を出し切って晴れ晴れしたオリンピックさながらの飯田橋特別例会が幕を閉じました。

次回は、リオに負けないくらい熱い決選が繰り広げられるインハウスコンテストが開催されます!

クラブに入会したばかりの人もチャレンジするコンテスタントの雄姿をご覧になりたい方は、ぜひ飯田橋へ足をお運び下さい。