月別アーカイブ: 2020年10月

第320回 (10/17) 通常例会

2020年10月17日、第320回通常例会が、千代田区区民館にて開催されました。今回も、恒例のハイブリッド方式です。

【会長の挨拶】
例会は会長Kさんの挨拶から始まりました。
映画などの「ネタバレ」についてどのように思うか?ということから話始め、人の受け取り方についてお伝えされていました。
その中では、「人の物事の受け取り方」をKさんなりに考えを纏めておりましたが、Kさんからは「様々な価値観の受容性」を感じました。
責任感があり、なんでも話しやすい雰囲気のある会長のKさんです

【司会者・ヘルパーの説明】
司会者は、例会プログラムを作成し、例会全体をコントロールします。
ヘルパーは、例会コントロールのサポートや、スピーカーを客観的に観察する役割です。

今晩の司会者(TMOE)は、Tさん。「鬼滅の刃」の原作を読んではいたものの、それほど面白い印象は無かったとのこと。しかし、アニメを見ると、声色、間、動き、顔色などの「ノンバーバル」を強く感じ、感動した、とのことでした。
トーストマスターに通じることがあり、表現力を豊かに出来ることは、同じ物事を伝えるのでも、全く違った印象を受けるので、表現力を磨くことは大切だ、というお話から始められました。

ヘルパーの皆さんの説明は「自分の言葉」を入れて説明されていて、独創性がありました。

【準備スピーチ】
会員が事前に準備して行うスピーチセッションです。
会員になると「パスウェイズ」というスピーチマニュアルを購入することができ、各段階のプロジェクト目標に合わせたスピーチを行っていきます。

1人目のスピーカーは、初めてスピーチに挑戦するOさんです。
過去に学んだ知識が、後になってから役立つことが多く、「学ぶことは未来不安を解消すること」というメッセージだったと思います

2人目のスピーカーは、初めてスピーチに挑戦するRさんです。
ご自身の名前を題材に、他の方の苗字と比較対象した分析的なスピーチとなっておりました。

3人目のスピーカーTさんは、未来の自分をスピーチされた、想像力を掻き立てられるスピーチでした。表現力豊かで、皆さんを楽しませておりました。

4人目のスピーカーは、クラブ役員も務められているSさん。秋の植物の香りの「情報を伝える」スピーチでしたが、情緒豊かで、単に情報を伝えられるスピーチよりも、より印象深く心に残りました。

【テーブルトピックス(即興スピーチ)】
このセッションは、その場で司会者から「お題」が当てられて、その場で「当意即妙(とういそくみょう)」に頭を働かせ、2分間のスピーチをする訓練のセッションです。
テーブルトピックス司会者のMさんは、お題を上げつつも、実例もお話されていて、ゲストも含めた5名のテーブルトピックスピーカーの方は、経験談をもとにスラスラとスピーチされておりました。スピーカーにとって「話しやすい」雰囲気に持っていくことも、司会者の役目ですね。

【個人論評】
このセッションでは、聴き方や観察力、洞察力を学んでいきます。
論評者は、準備スピーカーに対して建設的なフィードバックをしていきながら、お互いに自信や自己肯定感を育んでいきます

論評者の皆さんは、良い点を3~4つ、多い時は6つ!も挙げることがあり、しっかりスピーチを聞いているな~と、いつも思います
総合論評者の私からは「ポイントを深掘りしていきましょう」と提案させて頂きました。

【ベスト賞】
ベストテーブルトピックスピーカー:Kさん
ベスト論評者:Kさん
ベストスピーカー:Tさん

まだまだコロナ禍ではありますが、参加者の皆さんは、感染対策には抜かりなく準備されていまして、安心して例会を楽しむことが出来ます

第319回 (10/3) 通常例会

2020 年 10 月 3 日、第 319 回例会が富士見区民館にて開催されました。

今回も恒例のハイブリッド例会です。自宅からでもオンラインで参加できる新しい飯田橋
の形、安心安全に配慮された例会が 18:30 の時間ピッタリに開始されました。

まずは K 松会長から「ロンリー英会話」なる講座が突如披露されました。その名のとおり、
一人で過ごすことの悲哀を、ユーモア溢れる英会話で見事に昇華させていました。明治期
の俳人・尾崎放哉の代表句「咳をしても一人」の現代版とでも評するべきか、いずれにせ
よ、華々しい例会の幕開けとなりました。

【TMOE ・ヘルパー登場】
ここから TMOE が登場。今夜の TMOE は S ワットさんです。この日も牧歌的ながら、一人
一人を大切にする温かみのある口調でヘルパーを紹介していきます。まずは K 田(J)さん
で今夜の言葉。語彙力を鍛えるために今回 K 田さんが選んだ言葉は「酣(たけなわ)」
「宴も酣」等、何度か使用していながら、その言葉の真意をこの日初めて知った方は多い
ことでしょう。えーとカウンターの T 道さんは、わざと「えーと」を多用して役割を紹介
し、実に説得力がありました。文法係の L さん計時係の O さん集計係の M 村さん
いカウンターの R さん記録係の T 井さんもそれぞれしっかりと自分の言葉で役割を説明
していたのが印象的でした。

【準備スピーチ】
お待ちかね、準備スピーチの時間です。
最初のスピーカーは9月に入会したばかりの K 田(Y)さん。タイトルは「多面的に人を見
る」。K 田さんはこの日が初めてのスピーチでしたが、堂々とした話しぶりでした。途中、
部屋が消灯してしまうというハプニングがありながら、それにも動ぜず自らの半生を自分
の言葉で語り、それを社会一般への提言にもつなげるという鮮やかとも言うべき論理展開
でした。初めてとは思えない素晴らしいスピーチで聴衆を楽しませてくださいました。

2番目のスピーカーは入会1年未満ながらハイペースでプロジェクトを進めているN村さ
。タイトルは「下学上達」。紅茶好きという N 村さん。身近な着想から、汎用的な次元
に話を広げていくという、まさしくタイトルを体現するスピーチでした。途中、聴衆との
やり取りを織り交ぜたりと、高度なテクニックを披露され、成長を感じられるとともにと
ても参考になるスピーチでした。

3番目のスピーカーは T 中さん。タイトルは「サプライズ!」。内容はご自身の誕生日に
おける娘さんとのエピソード。画が目の前に浮かぶような丁寧な情景描写が印象的でした。
飯田橋クラブにおいては妙に新鮮に聞こえるファミリースピーチ。ともすれば心もささく
れがちなコロナ渦の昨今。聴衆一同が癒されたことは間違いないでしょう。

4番目のスピーカーは Y 井さん。タイトルは「リーダーシップって美味しいの?」。オン
ラインから参加された Y 井さんでしたが、まるでその場で話しているような臨場感。ご自身の体験から得たリーダーシップの妙味を語ってくれました。トースト歴はもとより、人生経験も豊富である Y 井さん。含蓄に富んだスピーチでした。

【テーブルトピックス】
テーブルトピックマスターは初挑戦の M 川さん。ハロウィンなど、タイムリーで間口の広
いテーマでテンポよくお題を出していきます。今回は役割を振られていない方を中心に 5
名の方を指名されました。テーブルトピックは急に話題を振られたときの対応力が試され
ます。日常でよくあるシーンへの練習に最適ですね。

【論評】
K 田(Y)さんの論評に S 藤さんT 岡さんの2名が登場。S 藤さんは、K 田さんの良いところ
を細かく丁寧に拾って説明されていたのが印象的でした。論理も一貫しており、整理され
た論評という感じでした。T 岡さんは、フェイスシールドで登場。こちらは情的な側面から
ご自身の率直な感想、思いを K 田さんに伝えておりました。お二方それぞれの個性も垣間
見える、勉強になる論評でした。
続いて N 村さんの論評に T 地さんが登場。セイロンティーの話題を皮切りに、紅茶への親
和性を伝えるとともに、スピーチ内容のおさらいを聴衆に振っていたのが印象的でした。
全員参加型とも言うべきか、見習いたい手法です。
T 中さんの論評にはベテランの S 木さんが登場。T 中さんのスピーチに勝るとも劣らない快
活な話しぶりでした。提案もボリューミーかつ具体的で、スピーカーになり切って考えて
いるのだろうなと思わせてくれます。
Y 井さんの論評にはこちらもベテランの J 見さんが登場。ほとんど完璧とも思えるスピーチ
にも、「目的は何か」という切り口から前向きな提案をするあたり、こうして慢心せず切
磋琢磨するから今日の飯田橋クラブの盤石さがあるのでしょう

本日のベスト賞は以下の方々が受賞されました。
ベストスピーカー賞:T 中さん
ベスト論評賞:T 地さん、S 木さん
ベストテーブルトピック賞:Y 武さん
おめでとうございました!

そして閉会間際、なんと2名から入会宣言が飛び出しました。いっしょに学びたいって思
ってもらえるってとっても嬉しいですね。もしこれを読みながら、TMC に興味あるかもと
いう方がいらっしゃいましたらぜひぜひお気軽にお問合せくださいませ。入会も退会もご
自身の意思は必ず尊重されますので安心してくださいね。