第87回 通常例会

こんにちは、本日例会で総合論評を仰せつかりましたK原です。

11/19の飯田橋トーストマスターズクラブ第87回例会の様子を報告します。今回は富士見区民会館の2階洋室で行われました。



今夜のトーストマスター(司会者)は、S木さんでした。
今夜のテーマは「私の秋の楽しみ方」。役割のある方々に事前にアンケートを取って、紹介の一言に付け加えて下さいました。多かったのは「食欲」「紅葉」次いで「読書」の秋でしょうか。

今日の言葉の担当は、Y本さん。体力づくりのために毎日取り組んでいるWiiFitの画面の中からトレーナーがかけてくれる励ましの言葉で唯一嬉しいのが……「千里の道も一歩から」!!S木さんが早速、トーストマスターズは「良いスピーカーへの一歩」と使ってくれました。

本日のテーブルトピックスは、S川さん。飯田橋ではあまり聞かれない話題という前ふり付きのテーマは「科学」。

1.「SF小説や映画に関する話」:K田さん
2.「科学のニュースに関する思い出」:O江さん
3.「実験、観察にまつわる思い出」:H田さん
4.「将来科学はどうなると思うか」:A川さん

O江さん以外皆「苦手なテーマ」と断っておられたので、確かに飯田橋では珍しい、あまりないテーマで面白く感じました。

本日は3本の準備スピーチが行われました。


一人めは、K塚さんです。プロジェクト9まで終了されているK塚さんですが、今回は初心に帰るつもりなのか、本日はプロジェクト2「スピーチの構成」、タイトルは「歌舞伎の魅力」。20代で見に行って以来すっかり惚れ込んだ歌舞伎について、臨場感たっぷりに語ってくださいました。驚いたのは、K塚さんの合図で「待ってました!」と声をかけると、頬かむりをしたK塚さんが振り返って歌舞伎のせりふを実演してくれたこと。これはもう、本物の歌舞伎を見に行くしかありませんね。

二人目は、10月29日の85回例会で入会されたばかりのM澤さんのアイスブレーカーです。「好きなこと」というタイトルで、仕事、東京、筋トレ等、好きなこと(もの)がたくさんある!でもどれも中途半端なのが悩み……M澤さんはきっとまじめな方なのだなぁ、と考えさせられるポジティブなスピーチでした。トーストマスターズだけは中途半端じゃないよ、と最後でオチもしっかり着いていました。

最後のスピーカーは、前会長のH田さん。プロジェクト8番で「思わず、思い出さず、比べず」というタイトル。昔夢中になったもの(音楽)に、今はそれほど熱くなれない。知り合いも似た様な悩みを持っている。タイトルは禅の言葉。他人と比べない、昔を思い出さない、ありのままを受け止める事で心が平穏になる……緩急ある語り口、豊かな声量(聴衆に「聴こえる」ため息を表現できるのが凄い!)で語られ、聞いている私達も、悟りへの道が開けた様な、奥深いスピーチでした。これがベテランの実力、と思わされました。


お待ちかね論評の部。トーストマスターズには、先生がいません。お互いのスピーチに意見・提案を出し合う事で、上達していきます。本日の論評者は、K島さん、Y田さん、K野さん。
Y田さんはM澤さんの序論、構成、ユーモア等をよかった点、各「好きなこと」の掘り下げた説明を改善点として挙げました。K野さんはH田さんのスピーチの語り方の緩急、共感できるテーマ等を良かった点、声の大小の使い分けを改善点として挙げられました。
しかし中でも本日の主役はK島さん。何を隠そう、来週代々木で行われる全国大会にディヴィジョンB代表として出場されるのです!!!

そこで今日の論評の部にはK島さんの論評をさらに、ベテランのS井さん、T辺さん、O江さんが論評されるという「論評の論評」コーナーが設けられました。S井さんはボーカルバラエティ、T辺さんはボディランゲージ、O江さんはコンテストの勝ち方(審査員へのアピールの仕方)に特化した論評をしてくださり、K島さん以外の人も大変参考になりました。K島さん、頑張ってくださいね!!K島さんの健闘を祈って、フレー、フレー、フレー!!


最後に表彰式です。
ベストテーブルトピックス賞はA川さん、
ベスト論評賞はK島さん(さすがですね!)、
そしてベストスピーカー賞はK塚さんが受賞しました。
お足下が悪い中見学に来てくださったゲストのお二人も、有難うございました。

トーストマスターズクラブは、スピーチを練習し、例会の運営を通してリーダーシップを練習します。本日のトーストマスター、S木さんの言葉を借りて言えば「失敗が許される場」なのです。でも、上は世界へと無限の可能性が果てしなく広がっています。千里の道も一歩から。世界への道もまずは例会の見学から。