月別アーカイブ: 2021年9月

第345 回 (9/18) 通常例会

飯田橋トーストマスターズクラブ345回例会 例会記録

当日は、緊急事態宣言そして台風でしたが、多くのメンバーが集り、和気あいあい&熱気ムンムンの例会となりました。

 まず、会長の風格を備えてきたS藤さん。手作りの「ゴーヤかりんとう」に惚れて、自ら手作りをするが、4度失敗しているエピソードを臨場感たっぷりに表現、いきなり聴衆を和ませます。

今夜のTMOE(司会)は、いつもエッジの効いたメール&アクションで会員の心をわしづかみしているY武さん。卓球の水谷さんの本を紹介しながら、卓球の練習と例会のあり方を重ねて、失敗を恐れないで楽しもうと、会員のモチベーションを見事にアップしていました。

★今夜の言葉「実のある」

続いて、各ペルパー紹介へ。なんと、この段階で今夜の言葉のNさんが来ていないというハプニングが勃発!

Y武さんは、すぐさまレシーブ態勢をとり、紹介した本の中から言葉を探し出そうと試みます。その時、颯爽と手を上げたのは入会したばかりのI藤さん、「実のある」を今日の言葉にしましょうと見事なスマッシュを決めてくれました。

さらに、zoom参加の方より、会場の声が小さくて聞き取れないとの要望が入ります。颯爽とS村さんが動きます、数分の間に音声環境は改善、これまた見事なスマッシュを決めていました!

間髪入れずのフォロー、なんて素敵な仲間たちが集まっているだ~と、小生は感動のシャワーを浴びていました。

★準備スピーチは豪華2本立て

最初のスピーカーは、入会したばかりのMさん。他のクラブに所属していたこともあり、8年ぶりのアイスブレーカー(自己紹介)でした。タイトルは「旅の途中」。トーストマスターズの入会前から今までの軌跡を、その時々のエピソードに心理状態を添えながら見事に表現していました。また、はじめて参加のゲストの方に、入会前の不安な気持ちに寄り添う声掛けもしていました。聴衆にギフトすることを意識されて素晴らしいですね。

Mさんの旅は、これから第二ステージへ、旅をご一緒できることを嬉しく思います。

2番目のスピーカーは、エイヒレのような旨味のあるKさん。(スルメより柔らかい)

スピーチのプロジェクトでなく、自分の好きな題材でスピーチをするという。

そう、飯田橋トーストマスターズは、自由に話したいことを話しても大丈夫!

とっても懐が深くて、温か~い集まりなんです。

さて、タイトルは「2021年買って良かったものTOP3」

コロナ禍のおうち時間を充実させたモノで、どのように実生活が変わったかをユーモラスに紹介してくれました。Kさんの趣味や日常が垣間見れて、親近感が湧いてきます。人柄が伝わってくるスピーチっていいですね♪

休憩時間は、S村さんがムディー音楽を流してリラックスした雰囲気をつくっています。

嬉しい配慮です。トーストマスターズは、ボスも先生もいません。皆、手弁当を持ち寄っているんだなぁと思いました。

★テーブルトピック

お題に対して即興で話をするコーナーです。

担当は、中国からリモートで参加のチャーミングで知的なOさん

お題1.「仕事できちんと答えてくれない人への対処の仕方」 

マルタ島から参加のM村さんは、我が強く気分屋の外国人には、相手の気分の良い時を見極めて声を掛けていると、思わずメモしたくなるような内容を披露してくれました。

お題2.「ないか思い出して気持ちがよくなること(いい思い出)」 

映画シンゴジラを語ると熱いM島さんは、質問の内容を確認しながら、質問を褒めて、最後に良い秋にしますと一言で決め、会場を爆笑に渦に。誰にも真似できないスタイルを披露していました。

お題3.「どんなタイミングで大人になったと感じたか」

初参加のゲストでしたが、一人暮らしを始め、ガスを止められてお湯が出なかった時に大人になったと感じだという、リアルな体験を語っていただき、笑いを誘います。しっかりとした口調で話されていましたのも印象的でした。

お題4.「旅行でおすすめの場所」

S村さんは、軽快な語り口で北海道旅行の失敗談を披露。北海道の魅力は大きさだと楽しいエピソード満載で聴衆アピールしていました。北海道にいったことがないOさんに、とても響いていました。

★スピーチに対する論評の部

Mさん「旅の途中」の論評は、ホームベーカリーの達人、Hさん。構成のすばらしさと巧みな表現方法を良い点として取り上げ、トーストマスターズの魅力まで伝えきった点を大いに評価していました。

Kさん「2021年買って良かったものTOP3」の論評は、メンターのT道さん。入会して1年、Kさんの自信の表れを、スピーチ内容が分かりやすくなり、細かい設定まで説明が行き届いたと評価。改善点は、結論が弱かったことに言及していました。メンターらしい愛を感じる論評でした。

トーストマスターズでは、先に入会した先輩がメンターとなり、道案内役になる仕組みがあります。なんでも相談できる頼りになる存在が身近にいるって嬉しいですよね。スピーチに自信がない方でも安心して取り組むことができます。スピーチや論評や司会などの練習を通じてコミュニケーション力とリーダーシップを磨いていくことができます。

少しでも興味を持っていただけましたら、飯田橋トーストマスターズで、「実のある時間」をご一緒しませんか~ お気軽に見学においでやす(^^♪

第344 回 (9/4) 通常例会

飯田橋トーストマスターズクラブ344回例会 例会記録

本日の受賞者

今夜のトーストマスター(司会)は初めてこの役割を担当するKさん。はじめてにも関わらず、予定していたメンバーの都合が悪くなり急遽の当番というこうとで、準備もままならない中、例会前はとても不安そうな感じでした。ところが!始まってみれば随所に工夫が見られた進行で、時間配分にもしっかりと配慮されたスムースな例会さばき
がたいへん素晴らしかったです。そんなチャレンジ精神あふれるKさんの個性がキラリと光る例会になりました。

準備スピーチ

準備スピーチは先日入会したばかりのIさんはじめ3名。

まずはじめにIさんの生い立ちから現在までを振り返った「私はなぜトーストマスターズに入会したのか」。学生時代のびっくりするようなエピソードから社長になってからの苦労など、ひとつひとつの内容のスケールが大きくて、はじめてのスピーチにも関わらず、聴衆を釘付けにしていました。

続いて2番目のスピーカーはTさんの「愛のジャブ」。近しい人からの一言をきっかけに「人に関心を持つ」ことにチャレンジしていくストーリーはとてもドラマティック。さらにボディランゲージや声のトーンを駆使した表現力が大変効果的に臨場感を与えていました。

3番目のNさんは「夏の引力」。毎日暑くて大変だけど、夏には言葉では表せない、なんとも言えない魅力があります。そんな夏の魅力をどう楽しむか、どう味わうか。そんなNさんの思いや個人的な体験が詰まったとても美しいスピーチでした。

テーブルトピック

続いては、その場でお題を与えられて、誰が指名されるかわからない中、即興的に短いスピーチをしていくテーブルトピックスのコーナー。

TTマスターのYさんは「登場人物になりきる」「時間制限いっぱいまでしゃべる」「コロナの話はしない」という制約かつ、上達に必須の特別ルールを設けるなど、すばらしい仕切りでコーナーを盛り上げます。

最初に指名されたのはOさん。事前にTTマスターから送られていたメールをしっかりと理解し、日頃の経験にあわせて、話をうまく構成していました。2番目に指名されたのはHさん。話し始めこそ何を話そうかという迷いが感じられた瞬間もありながら、いざ話の筋が見えるとそこからはまるで準備されていたかのような流れのショートスピーチが聞けて素晴らしかったです。そして最後の3番目のCさん。学生時代に戻ってどうやって女性にアプローチするかという妄想(?)を楽しく聞かせてくれました;

論評

後半戦の論評は準備スピーチに対して行われるフィードバックタイムです。

Iさんに対するKさんの論評はスピーチの魅力を共感できる言葉で表現しつつもさらによくなるポイントを提供。こんな素晴らしいフィードバックをしてもらえたIさんはきっと感動してることでしょう。続いてのSさんの論評はガラッと変わって、思いが詰まった熱い論評スタイル。Tさんのストーリーの肝であるTさんの変化について触れられていたのはとても共感できました。そして3番目に登場したYさんは随所にユーモアあふれる聞いていてとても楽しく、でも最後はびしっとスピーカーに課題を与える、技アリの論評でした。

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トーストマスターズクラブの毎回の例会は、参加者全員で作り上げる作品のようなものです。バリエーション豊かで聞いていて楽しくためになるスピーチ。緊張感があり、話をコンパクトにまとめるのに役立つテーブルトピック。聞く力を養い、客観的で、適切にアドバイスをすることができるようになる論評。時間通り、プログラム通りの基本に忠実な進行。

飯田橋クラブはこうしたクオリティの高い例会を毎回開催するべく、役員、メンバーのみんなで力を出し合って運営しています。もしご興味を持たれた方はぜひゲスト参加お待ちしております!